2010年6月29日火曜日

倒産寸前の日本

最初に書いておきますが、僕は民主党を応援しているわけでもなければ自民党が嫌いなわけでもありません。あくまで今回の参院選を自分の主観で書いているだけです。



先日のG20では玉虫色の結果となった財政再建と成長の両立議論だが、管総理の会見では「意見がかみ合った」という見解。しかしながら先進国でも突出した公的債務を抱える日本に配慮した形での決着となっている。



あきらかに、日本株式会社は倒産寸前であり危ない状況だと言わざるを得ない。



国の借金である赤字国債の残高は間もなく1000兆円に届こうとしている。
消費税の議論を選挙前に出してきた管総理に一定の評価はできるが、GDP比180%超えの債務を抱える国としては消費税は10%でも生ぬるい。



消費税を上げるというのはもはや逃れることはできないと思うし、先進国の中で日本の消費税率というのはまだまだ低いので、上げることに対しては反対しない。





ただし、日本株式会社の歴代幹部であった自民党はどのような責任を取るのだろうか?



確かに民主党に政権交代をしてからの自民党は野党として存在しているのであるが、財源や、これまでの政権運営・予算などに対してなんら責任を取っていない自民党が民主党に咬みつくという図式には違和感を覚える。



これまでに赤字国債を発行し続けてきたのは他でもない、自民党政権なのだから。





むしろ、不利になるのを承知で参院選のタイミングに消費税の論議を国民に向けて話し出した民主党は評価すべきだ。



今までの自民党政権とは違う、まやかしの豊かさを追及するのではない政治にやっと目覚めたのかとすら感じる。





正直な話、今の日本国民はバカが多い。それはテレビの影響もあるし、親の影響でもある。自分さえよければいいという考えの人間があまりにも多いのだ。



それは先生と呼ばれる人たちであろうが、親だろうが関係ない。今回の消費税の議論に関しても、「上がるのは嫌だ」それだけである。
それならば、自分たちが享受してきた赤字国債を元にした豊かさというのは、いつの世代で対価を支払うというのか?



自分たちの子供や孫の世代になってしまえば、自分はこの世にいないから関係ない。



そんな考えに他ならない。





言うまでもなく、国会議員を選ぶのは国民である。



バカ政治家どもを選んだのは誰だ?
目先の利益にとらわれて私欲しかない政治家を送り込んだ国民であり、自分たちの責任だ。



道路を作りたい。公共工事が受注したい。予算がたくさん欲しい。



あれが欲しい これが欲しい



自分の手元を税金として一旦離れてしまうと、今度は損をしたくないから少しでも多く自分たちの利益を誘導してくれる政治家を選ぶ。



政治家は当選するために、必要か無駄かを考えるまでもなく国費から金を引っ張ってくるわけだ。
本来国会議員と言うのは国全体のことを考えられる者でなくてはならないのに、地元に金を運んでくる輩にそのバッチを与えていたのは国民一人一人なのだ。



僕はあくまでサラリーマンなので、正直無駄な支出は控えたいし税金も低い方がいい。
でも、今の日本の財政は瀕死の状態なのだ。そしてそのような状況にしたのは、バカ国会議員であり、バカ地方議員であり、やつらを選挙で選んだ国民自身なのだ。



倒産寸前の日本。立ち直れるかどうかは国民一人一人が握っているのだということを自覚してほしいものだ。



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