2010年8月2日月曜日

テレビはどうしてつまらなくなってしまったのか

テレビ見てますか?おもしろいですか?



僕の場合は最近テレビというものにあまり面白さを感じられません。
いつの頃からテレビを面白く感じなくなってしまったのか・・・



今日、某FMに演出家の後藤ひろひとさんがゲスト出演されていまして、こんなことをおっしゃっていました。



「家で寝転がって見られるかもしれないものを真剣に作る気になれないんですよ」



これはテレビのオファーをなぜ断っているのか?という問いに対して答えられたものなんですが、ある意味これは演出家として感じるところなんでしょうね。



僕が思うに、最近のテレビというのは真剣に見られるということを意識して作っていないんではないかと思うのです。
番組内容を深く考えながら見ることもなければ、真剣に見ることもありません。



大切だと思うことや、笑わせたいところには必ずと言っていいほどテロップが流れます。



以前はお笑いとかでも、真剣に見ていないとそして聞いていないと面白いところを見逃したり聞き逃したりしてしまったわけですが、最近は面白いところはテロップが流れて笑いを起こさせています。つまりは笑う場所「ツボ」をテレビ局が設定して、ここで笑ってくださいよと言っているわけです。



これでは真剣に見なくても、とりあえず理解はできるし笑うツボはわかってしまうので面白みというか真剣味に欠けるのは仕方ないですね。



僕はあくまで視聴者なので、面白いものを選択する自由があるわけですが、最近面白いと思う番組に出会ったことがありません。



唯一楽しめるのはスポーツくらいでしょうか。



もちろんテレビ局で働いてらっしゃる方は真剣に作っていると思うんですが、感性が合わなくなってしまいました。



バカな番組やレベルの低いドラマでは感動もできないし、ドキュメンタリーなんかもヤラセ色が強いとげんなりしてしまいます。



もぅ僕にとってテレビ番組というのはただのBGM。画面を見ずに聞き流しても問題のないメディアなわけです。



演出する人も寝転がって見るメディアに対して真剣になるより、わざわざお金を払って見に来てくれる舞台に精力をつぎ込むというのもわかりますよね。



見る側も真剣に見ないし、作る側も真剣に作らなければ面白いわけがありゃしません。



趣味や嗜好が多様化している現代、一つの色で視聴率を稼ぐというのは難しいことなんでしょうが、もう少し面白いと思える番組があってもいいんじゃないかなぁと思うわけです。



やはり楽しめるテレビの基本はドキドキやワクワクだと思います。
昔、力道山の試合に熱中したり巨人の試合を家族で見たりと、中心だったテレビですが、その存在はこれからどうなっていくんでしょうか?



メディアの力は絶大!と言われた頃と今ではどちらが幸せなのかわかりませんがね。



ただ、メディアに踊らされるという国民性は今も昔も変わりませんので、メディアの果たす役割は重大だとも言えます。



若い世代はテレビに対してどのようなイメージを持っているのかなぁ



2 件のコメント:

  1.  バカが仲間内だけのルールでお遊戯しているのを楽しんで見る事ができるなんて、現代の視聴者は心が広いんだなぁと思うよ。俺も無理。
     バラエティもドラマも、内輪ノリ過ぎてついていけんわ。

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  2. まぁね~
    お笑い番組なんて基本的には身内のノリだけで番組作ってるから、正直微妙な感じだよね。
    なんだか最近のバラエティは芸人同士のおしゃべりから発展したような番組ばかりで楽しくないし、ドラマもマンネリだしね。
    やっぱバブルの頃のような勢いも大切だったのかなと思うよ。
    逆に考えると、バブルがあったからこそメディアのバカさに磨きがかかったとも言えるけど・・・

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