2011年9月12日月曜日

年収の低下と結婚のかたち

20代30代の結婚適齢期と言われる世代の低所得化が顕著だ。
元々の基本給が高くはないこの世代。若くて体の無理が効く分、残業をすることで必要なお金を稼いでいることが多かった。しかし、景気の低迷から残業ができない状態に陥り、手取りの給与が毎月15万円程度、もしくはそれ以下という人も少なくない。

転職サイトの給与も、総支給額で20万円そこそこというのが普通だったりする。

この金額は、決して楽に生活が出来る金額ではない。結婚し配偶者を養うとなれば尚更だ。

ちなみに平均的な1人暮らし世代の支出

家賃 5万円
電気 7000円
ガス 3000円
水道 1000円
携帯 1万円
通信 6000円
食費 3万円
移動費 3万円

合計13万7000円

こんなところだろうか...
つまり、趣味や遊興費、貯蓄に回せるのは残された金額のみなのである。

これは俗に言う、ワーキングプアというヤツだ。

働いても裕福になれない。
貯金もできない。
遊びにもいけない。

転職をするにしても、低い給与水準では同じこと。
そこで最近、聞くようになったのは共同戦線を張るための結婚。

1人暮らしと2人暮らしを比べた場合、実は生活にかかる費用というのは単純に2倍にはならない。
そこで、一緒に住んで生活をともにすることで必要経費を浮かせるというもの。
地方から都内などに出てきた人の中には、東京に居続けるために、嫌いじゃないから結婚する。しかし、赤ちゃんは作らないという共同戦線型の結婚というのも少なくないらしい。

一緒に生活はするが、一生を添い遂げるかどうかは置いておいて、まずはその日を生きるために結婚するという形。
これはある意味正しいのかもしれないが、子どもができた時点で家計は崩壊する。なんとも危うい形だが、そうせざるを得ない人も確かにいるだろう。

男女の付き合いというのも、現在は割り勘が一般的だという。バブル世代の名残で、男が払うものという価値観は根強いが、もはやそれが許されない経済状況の男性も多いのだ。

戦友としての妻を探すなら、割り勘にこだわる女はまず捨てたほうがいい。
専業主婦になれるというのは、現代ではある意味贅沢なことなのだ。

結婚にそのような幻想を抱いていいのは、よほどレベルの高い女性だけだと思う。
残業しなくても自分の稼ぎで養える男性ならそのような女性を選んでも問題ないが、そうで無い場合はまず、選択肢から消したほうが身のためだ。

多分つづく

1 件のコメント:

  1. 私の友達は専業主婦希望が多くてびっくりしてるよ。
    専業主婦の家庭に育ったからかな??
    私はやだけど家にずっといるなんて

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